腸管から分泌されるホルモンGLP-1は、食欲を抑制することから「やせホルモン」とマスコミなどで報道されています。
現在、GLP-1受容体作動薬は「リラグルチド(ビクトーザ)」、「エキセチド(ビデュリオン、バイエッタ)」、「リキシセナチド(リキスミア)」、「デュラグルチド(トルリシティ)」に次いで新薬「セマグルチド(オゼンピック)」と5薬剤が上市されています。
いずれも抗糖尿病薬としての効能を有し、食欲抑制の程度・時間帯、投与法、デバイス(使用方法)などそれぞれに特徴を持っています。
当然肥満に対する効果(体重減少)も異なります。
このためGLP-1製剤で治療を受ける際には、薬剤の使い分けも大切になり、経験豊かな糖尿病専門医のもとで安心して使用できます。