よしの内科クリニック

岐阜県岐阜市北一色2-7-15
診療時間:8:30-12:00/15:30-18:00
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褐色細胞腫

 ひとは生命の危機を脅かす外敵から身を守るために「闘争・逃走反応」を身につけています。

 危険な情報はストレスとして認知され、脳を経由して副腎に情報が伝達されます。

 すると副腎からはアドレナリン、ノルアドレナリンが分泌され全身に循環することで、血圧上昇、心拍増加、血糖上昇などの生体反応を引き起こし「闘争・逃走」に備えます。

 褐色細胞腫とは、副腎のおできからアドレナリン、ノルアドレナリン等のホルモンが過剰分泌される病気です。

 褐色細胞腫の1割は副腎以外のところからホルモンが過剰分泌されます。

褐色細胞腫の症状

 高血圧、高血糖、頭痛、発汗過多、代謝亢進、立ちくらみ等の症状を来します。

褐色細胞腫の検査

 血液・尿中アドレナリン、ノルアドレナリンなどのホルモンを測定します。

 エコー、CT、MRIなどで副腎の画像検査を行います。

褐色細胞腫の治療

 α遮断薬で十分に血圧を下げてから、副腎の手術を行います。

褐色細胞腫のここに注意!

 高血圧、頭痛、発汗過多の症状には持続型と発作型があります。

 発作型は受診時に正常血圧のこともあり、更年期障害などと区別がつきにくいこともあります。

 体調がすぐれないひとは、是非受診してください。

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